Minerva一期生 李一格さんインタビュー

hayatofujii1・インタビューア説明
同志社大学4年 現在、ミネルバ大学日本のインターン生。ミネルバの説明会にて衝撃を受け、日本にもミネルバのような教育が広がるべきだ!とインターンをそのまま志願。現在に至る。教育に熱意があり、来年以降、シンガポール、シリコンバレー、オランダなどの世界の教育を見て回る旅に出る予定。


今回は、ミネルバ大学一期生の李 一格(Yige Li)さんにインタビューを行いました。

李さんは北京第四高校の特進クラスという中国でも有名なエリート校を卒業し、2012年のハーバード大学模擬国連大会のベスト・スピーカー賞を受賞したり、中国国営放送の教育に関する番組でパーソナリティーを務めた経験を持ち、自身の教育に関するエッセイ集を3冊も出版しています。(笑)

ミネルバ大学に在学中の現在も、ドローンを使用した新撮影技術を提供するベンチャー企業の役員や中国でのエンジェル投資ファンドでインターンをするなど、多種多様な課外活動にも積極的に関わっています。

そんな素晴らしい経歴をを持つ李さんが、アイビーリーグのトップ校に合格する実力は十分あると言われながら、なぜミネルバ大学の一期生となる道を選んだのか、その過程やミネルバでの学生生活などについてインタビューしてみました。


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ミネルバ大学一期生  李 一格

藤井(以下F):ミネルバ大学を受験する前に、この大学にどんな印象をもっていましたか? 心配だった点などあれば教えてください。また、もっていた印象は入学後変わりましたか?

李(以下L):
ミネルバ大学について知ったのは高校を卒業してギャップイヤーでアメリカにいた時に雑誌の記事を読んだのがきっかけです。直感的に、強い興味と感銘を受けました。

ミネルバ大学の試みは、これからの時代のニーズにとても合っている、と思いました。自分の時間を持つことができ、様々な国や都市に暮らし、異文化を吸収することができます。カリキュラムはこうした多様性に適合する能力を学生に求める新しいもので、これからの国際社会を生き抜く上で、役に立つことだと感じました。

入った後の印象について、あえて言うなら、
”Achieving Extraordinary”(ミネルバ大学のブランドビジョン)というのは、ちょっと言い過ぎかな、と思います。(笑)

今年(2015年)の4月までサンフランシスコにいたのですが、全てのことが新しく、日々進歩していました。私達は第1期生で、これから来る生徒達がより良い経験を得られるように、斬新な試行に関わることができ、とても良い経験ができました。

素晴らしい人達と新しいものを創っていく機会は、なかなか無いですから。良いコミュニティの一員になれて嬉しいです。学校と共に、自分自身も進化していくことが感じられたし…

だから、入る前と入った後でのギャップは無いですね。

F: ミネルバ大学の学習方法でユニークだと思う点はありますか?

オンラインで授業をするというのは、ユニークですよね…一緒に同じ場所に住んでいるのに、授業をする時は、皆んなスクリーンを見て授業に参加するというのは、少し不思議な体験ですね(笑)

個人的なことですが、私の強みは1対1の会話の中で相手との関係を構築するインター・パーソナルスキルにあって、その為には、相手の感情を繊細に把握する必要があります。初めてこのオンライン授業を受けた時に、そういう自分の強みが消されてしまうのではないか、と心配しました。

でも大事なのは、これからの世界では、こうしたテクノロジーにも積極的に対応できる能力を持つことが必要なんです。30年後の世界を想像してみてください。情報技術の発達によって、コミュニケーションは国家の境界を越えて繋がっていきます。こうしたことを可能にするテクノロージを、どうやったらより有効活用できるか、私は自分自身で体験しながら見つけていきたいのです。私は80歳になっても、いろいろな人と1対1のコミュケーションをしていきたいので、テクノロジーの進化に対応して、自分のスキルを向上させたいんです。

授業の内容だけじゃなく、新しい授業スタイルに自分を合わせていくことが求められる、という点が一番ユニークな点ですね。