Minerva日本事務所山本秀樹インタビュー

藤井:なるほど、かなり波乱万丈な人生送っておられるんですね!半生まで語って頂き、ありがとうございます。しかし、大企業からの独立や、Minerva の記事を読みすぐに連絡するなど、かなり思い切った決断をされてますね。

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日本事務所 代表山本

山本:まあ、昔から向こう見ずな性格で、変わり者でしたから(笑)でも、人生は一度きりしかないので、面白い、と思ったら飛び込んだほうがいい。いろいろ大変な思いもしますが、過去の経験上、大変なことほど、自分の成長の糧になっています。

また、外資系企業で管理職をして、日本の有名大学の卒業生が、3年も経つと目が死んできて、疲弊する姿を見てきました。自分で企画して、自分から物事を動かす経験が足りないので、結局、上司の言いなりに仕事をし、ダメ出しの連続で心が折れていく。

その横を、外国人社員がスイスイと出世していく訳です。私は、社内のリーダー育成教育には力を入れていましたので、こういう状況を変えるにはどうしたらよいか、ずっと悩んできました。だから革新的な教育サービスを提供している機関に所属するのは、時間の問題だったのかもしれません。

藤井:社内のリーダー教育に力を入れられていたことが、Minerva への思いにもつながっているんですね。確かに、日本の大学の授業で自分で企画して、自分から物事を動かすような経験を得ることは本当に少なく感じます…

ちなみに、実際、日本にミネルバ大学(Minerva schools)を広げるにあたって、どんなところが大変でしょうか?

山本:そうですね… 認知活動で難しいのは、①まだ日本ではほとんど知られていないこと、②直接生徒さんにお会いして説明する機会が限られていること、③斬新なプログラムをうまく伝えることの、3点ですが、一番厳しいのは、②の、なかなか生徒さんに会えないことですね。

日本の学校には、海外の高校にはいるスクールー・カウンセラー(各生徒の進路指導のみを専門に担当する役職で大学等の窓口になる人)が存在しないので、担任の先生が興味を持ってくれたら、紹介するよ、という感じなんです。

また、インターナショナル・スクールのようにスクール・カウンセラーがいても、保守的な学校もあり、全ての学校が生徒に合わせてくれる訳ではありません。特に新設校は、不利で、門前払いということもあります。学校訪問は、一部の知り合いの先生を通じ、予定が合えば、実施するという効率が悪いものになってしまっています。

いっぽう、留学予備校は非常に協力的です。ミネルバ大学は留学生を奨励しているのでWin-Winの関係とも言えます。ただ、これは学校の先生にも言えることですが、ミネルバ大学の入学審査は、試験で良い成績を収めれば合格できる従来の入学試験システムとは異なり、学生の高校時代の総合的な活動の成果が問われるので、試験勉強重視の予備校では、なかなか合格者を輩出するのが難しい、という課題があります。最近では、高校生活をより充実したものにするアクティブ・ラーニングやディベート、起業家精神教育を提供している学習支援事業を展開している会社から糸口がつかめないか模索しています。

あとは、メディアですね。これは人脈に助けられ、比較的うまくいっていますが、もっと自分が、この大学の凄さを伝えられるように導かないとダメだと思います。新聞、雑誌、SNS等で情報発信していますが、アメリカはCNN、イギリスはThe Economist, 韓国ではKBSなど、メジャーが取り上げているのに対し、まだまだです。そういうなかでも週刊ダイヤモンドさんや日経新聞さんには、まだ初期の時に取り上げて頂き、とても感謝しています。新しいことを進めるときに本当に楽しいのは、自分が信じていることに、利害関係の無い方々が自分達のリスクをとって応援してくださることです。

藤井:そうですね。特に、海外の教育に対しても関心がある方の多くはMinerva をご存知ですが、分野によっては、日本の教育分野で活動されている方でも知られていないことが多くありますね。私も、しっかりとミネルバの価値を発信していかなければと身が引き締まる思いです。

では、最後ですが、今後ミネルバ大学の活動をどのように展開していきたいですか?

山本:ミネルバ大学は多くの点で、大学教育の未来を創り出していきます。

「最新施設よりも最良の学習機会」こそが世界中の才能ある学生には必要です。

この観点から、ミネルバ大学は、世界7つの国際都市で様々な提携機関とプロジェクト・ベースやインターンによる学習を実施できる唯一の大学です。生徒が最高のインターン場所でやりたい研究活動ができるように、個々人の能力をストレッチ、フィードバックできるActive Learning Forumはアクティブ・ラーニングの究極の形を実現しています。

こういう学校ができると、大学を取り巻く産業も変わって行くと思います。特に就職や人材ビジネス市場は大きく変わる可能性があります。ミネルバ大学の学生には既に卒業後の進路アドバイザーとして、有名企業からのオファーがきていたりします。学生が、今はまだ存在していないような職業に就くことがあっても、活躍できるスキルを流暢に使いこなせるように教育していくミネルバ大学の魅力について、様々なメディアやセミナーを通じて発信していきたいです。 

藤井:そうですね、まだまだ日本でミネルバ大学の魅力を発信しきれていないと感じるので私もこれからも頑張っていこうと思います!
本日はありがとうございました!


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