Minerva日本事務所山本秀樹インタビュー

hayatofujii1・インタビューア説明
同志社大学4年 現在、ミネルバ大学日本のインターン生。ミネルバの説明会にて衝撃を受け、日本にもミネルバのような教育が広がるべきだ!とインターンをそのまま志願。現在に至る。教育に熱意があり、来年以降、シンガポール、シリコンバレー、オランダなどの世界の教育を見て回る旅に出る予定。


今回は、Minerva Schools at KGI (以後ミネルバ大学)の日本事務所代表を務める山本 秀樹さんにインターン生の藤井がお話をお伺いすることに。

もともと教育関係者ではない山本さんがなぜ、日本におけるMinerva Schoolsの代表を務めることになったのか、その経緯や、今後日本でどのように同校の認知活動を進めていくのか、詳しく聞いてみました。


藤井:こんにちは。今日はよろしくお願いします。

山本:こんにちは。こちらこそよろしくお願いします。

藤井:では、さっそくですが、山本さんのご経歴、Minervaと関わるきっかけについてお話ししていただけますか?

山本:はい。ちょっと長くなりますが、高校時代から。

神奈川の予備校みたいな受験校で過ごした後、慶應義塾大学の経済学部に進んだのですが、大学の授業はほとんど出ず、ラクロス部に4年間を捧げたような学生生活でした。就職活動も100社以上受けましたが、ぜんぜん内定をもらえず、先輩が掛け合ってくれた素材メーカーに同じ大学の学生が内定辞退したので入れたダメ学生でした。

会社に入ってからも、最初は、怒られてばかりで、「こんな使えない大学出は初めてだ!」って当時の課長にも何度も言われてましたね。

でも時間が経つにつれて、自分には、おかしいと思ったことをはっきり発言できる力や空気を読まずに「やった者勝ちでしょ」というチャレンジ精神があることが分かりました。一生懸命働いていたら、いつの間にか色々な新規開発を担当させて頂けるようになりました(笑)

その後、外資系化学会社、MBA(経営管理学修士)留学、経営戦略コンサルティング会社、外資系メーカーを渡り歩き、自分の会社を創り、今日に至っています。

中でもMBA留学したケンブリッジ大学での経験があまりにも楽しくて、いつかこういう学習環境を日本にも創れたらいいな、と考えていました。ただ、自分でも動いてみたのですが、お金や経験が無い中で、なかなか実現しませんでした。その間に転職もし、それなりの収入も安定した大企業の管理職という立場を得て、何となく先が見えてきて、丸くなっている自分が嫌になり、もっと自由な生き方をするべく独立した頃に偶然、WIREDの記事でミネルバ大学を知り、衝撃を受けました。

「これは、俺のやりたいこと以上じゃないか!」と思い、問い合わせをしてみたんです。「なんで日本では全然知られて無いの?」と。

それで、Kenn Ross(Minerva Project Asia Managing Director)を紹介され、何度かメールのやりとりした後、Skypeすることになって…

…で、彼が、言うことが失礼なんです

「日本は留学生減っているし、リーダーシップのある奴もいない。人口も減ってるし、Minervaみたいな起業家精神を求める学校に来れる高校生がいると思えない」

今思えば、こちらの本気度を測るつもりだったみたいですが、僕は、カチンときて、

「日本に来たことあるのか? 実際に見もせずに、そんな判断できないだろう?」

ということで、会ってくれそうな人にアポイントを取り、一週間くらい学校訪問やメディア取材に連れ回したら、「日本って思ったよりいいんじゃん?」という感じに変わってきました。